呪われし四大最強職

  • 時期 : 古代期〜DI時代
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 かつて、他の職業を明らかに凌駕する、恐るべき戦闘能力をもつ4種の職業が存在した。過去の英雄たちは敬意と畏怖の念をこめて、それらを「最強職」と呼んでいた・・・。

-過去に存在した職業と戦闘システムの相違-
 最強職の説明の前に、過去と現在の多くの相違点を挙げる必要がある。以下は、DI時代に存在していた職業である。当時はプレイヤーが登録の際「性別」を設定することができ、職業は男性しかなれない「男性職」、女性しかなれない「女性職」とに別れていた。誰しも始めは「見習い」としてスタートするが、一定のレベルを超えると一般職に転ずることが可能だった。しかしこれは姿が変わるのみで、上級職のように特殊能力が付属されることはなく、あまり意味をなさないものだった。本項では一般職については省略し、戦闘において特殊能力が発揮される上級職以上を紹介する。以下が上級職である。

男性 入手先(ボス級のみ) 女性 入手先(ボス級のみ)
暗黒魔導士 女帝
剣聖 スナイパー 魔法戦士『レイア』
豪騎士 フェアリー 天使 ※転生によって転職
ジェネラル 試練の門兵 ドラグーン
スペリオルナイト 魔剣騎士『ディアボロ』 竜魔導士
デュラハン ※転生によって転職 ルーンナイト
テンプルナイト 精鋭騎士『ロエン』
時運使
パラディン
魔聖剣士
竜騎士 黒竜神『ナトー』

 現代のように、装備によって系統別け・段階ごとにクラス別けはされていなかった。全ての上級職は、転職アイテムと一定のステータス能力(基本的にレベル、ステータス各100)があれば転職することが可能だった。

 次に述べるのは、過去と現在の戦闘システムの違いである。現在はパーティでの戦闘が可能だが、この頃は戦闘は完全にソロでの戦闘だった。ただしログインしている各プレイヤーの名前は常に画面上に表示されており、どこのフィールドにいても単一のチャットで全プレイヤーと会話することができた。前記の「完全ソロ」というものに違和感を感じられるかもしれない。だが当時は物理・魔法といった区別は一切なく、そして選択スキルもなく、どの職業も戦闘の際は事実上ただ「殴る」のみだった。出現する魔物も1体のみなので、単体攻撃・全体攻撃などの概念もない。つまり当時はプレイヤーの攻撃力と、武器の威力と、ターン毎に何割かの確立で発生する「必殺技」だけが攻撃手段だった。必殺技とは、街の施設でゴールドを払い、自ら技名を決めて会得できる、オリジナルの必殺技である。技の威力はステータスが強いほど大きいものが作れ、発動確立はステータス技術によって決まり、最高で50%だった。各職業のもつ特殊能力は、これら「殴る」のみの動作に、少々補助をする形式だった。また、武器も技と同様に鉱石(宝石)を使って自由に作ることができ、攻撃力は作り手のステータス技術に影響し、最高で約15000ほどだった。当時は武器屋にて、自ら製作した武器が展示され、他のプレイヤーがそれを買える仕組みになっていた。ただし作り手に収入は入らず、オリジナル武器はほぼ永続的に展示され、製作者として名前を残すことができた。武器は全ての職が同じ物を装備できるわけではなく、製作者が作った当時の職業が、その武器の装備可能な職業だった。
 職業毎の特殊能力は、大きく別けて次のようなものがあった。

  1. 通常攻撃の威力UP
  2. 必殺技の威力UP
  3. 必殺技の発動率UP
  4. 敵の攻撃を無効にする、または軽減する
  5. 敵の攻撃に対してカウンターする
  6. 必ず先制攻撃する

通常は職業につき特殊能力は1つのみだが、2つ持つ職業もあった。

-最強職-
 過去と現在の戦闘システムの相違点をまとめたところで、いよいよ本題に入る。最強職の職業アイテムは、各フィールドのボスの中でも最強クラスの者からしか入手できなく、通常の職業アイテムと異なり、マーケットで他のプレイヤーに売ることはできなかった。これらの職業アイテムを手にするためには、自らの力を信じて彼らに打ち勝たねばならなかった。以下は、最強職と入手先のボスの紹介である。


男性 入手先 女性 入手先
魔王 呪竜騎士『エルドラス』 聖女 闇魔神『エゼスト』
魔神騎士 伝説騎士『ダーク』 アルティメット 悲しみの女王『ミレネ』
悲しみの女王『ミレネ』 血魔神王

 通常の職業が持つ特殊能力は1〜2つだが、最強職は4〜5つあった。一部は上記に挙げた6項目の特殊能力を持つが、その多くは最強職独自の能力であり、それらは現代の職業に通じるものもあった。例えば魔王はターン毎にHPを回復したり(現在における、僧侶系の自動回復)魔神騎士やアルティメットは敵のHPを割合に応じてカットしたり(現在における、極魔士のスペクター等)アルティメットは大打撃を多数連発したり(現在における、格闘系の奥義等)と、他の職業の特殊能力と比べると力の差は歴然であった。

-余談-
 最強職の職業アイテムは、いずれも邪悪な存在によって呪われた者たちから入手できるものだった。最強職とは、暗黒の神々の呪いによって覚醒された、彼ら自身の移し身ともいえよう。そしてこれらは、力の源たる暗黒の神々が滅んだのと共に、歴史の闇に消えていったのだ・・・。

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